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[CROSS TALK] guest IKTS #01_log

最終更新: 5月19日



CROSS TALK #01 guest IKTS 2020.09.05 at 時の崖discord  記念すべきCROSS TALK第一回目のGUESTは先日0STEP EPをリリースしたばかりのIKTSさん。圧倒的クオリティーの電子音楽を世に発信している音楽家です。色々ゆるく聞いてみました。Discordのボイスチャンネルを特設し、サウンドを再生しながらわいわいやってます。今回は#01のお届けです。 ※要点をまとめたダイジェスト版です。脱線・乱入含めた全文はDiscordで読めます。 時の崖Discord URL https://discord.gg/8kRKupe


時の崖a0n0(以下.時):最初にまずは非常にミーハーな質問なのですが、表記されているクレジット「IKTS」。正しい読み方はありますか?もしくはご自分では何と読んでいますか? IKTS(以下I):もうそのままアイケーティーエスです。仲良しの先輩が決めてくれました(笑) 時:おお、そういう感じですか! 自分は読めずに四つのアルファベットの表記でイメージしてました。 なるほど。不思議な文字列ですよね。 I:本名をアルファベットにしてニックネーム的な感じで、半分バカにされてる感じで(笑) なんかいいなと。 時:バカにされてるんですね(笑) アイケーティーエスさん、謎が解けました。 時:IKTSさんといえばこの夏EPを発表。 突然の発表、そしてこの音。 この作品が生まれた経緯をお聞かせください。 https://ikts.bandcamp.com/album/0step-ep

I:気まぐれでリリースするのが好きなんですよね(笑) max/mspで新しいパッチを作ったのでそれを試して見るというのが制作の始まりでした。複雑なリズムとコードがシンクロしていくような‥。そんな感じのパッチです。公開したEPに対して皆さまから良いリアクション、サポートを頂けているので一安心しているところです(笑) 時:ライフワークとしてパッチを試している感じですね〜本当にずっと聴いてます.... なんかエレガントなんだけどものすごくドラッギーで(笑) I:夜中にアイディア閃いて起きてパッチいじったり‥。危ないですよね(笑) 時:今回のEP、曲単位で託したイメージは他にありますか? I:Brain Damage In Yonago Cityはザラザラした質感にしようと音色を作り込んでいきました。最初のバージョンはもっとグチャグチャでしたけどね。focusoutはもう、パッチを限界までフル回転させてみようとした結果です。僕は最初にイメージしてというよりは作業しながらパッチから出る音に反応していく感じです。どんな音が出てくるかわからない状態からスタートしてそこからピンポイントでパッチを弄るという。 時:focusout、半端じゃ無いですねこの曲は。 大げさでも何でもなく 自分は昔からエイフェックスとかオウテカとか、ボーズオブカナダとか好きで聴いてましたけどそういうレベルのぶっ飛び方じゃ無いなって思います 音質の個人的な好みなのかもしれませんが(いやそんなはずはない)本当に快楽的な音の洪水ですよね。見事な作品だと思います!


I:凄い方々の名前が並んでますね‥。リスペクトしています。でも日本人でもできると思うんです。ホントに狂った作品を聴きたいし作りたいですよね。 時:最新作についてのお話ありがとうございます。 制作にまつわる風景が少しだけ垣間見えた気がします。 次の質問では一旦IKTSさんの作品から話題を移して... 今IKTSさんを熱狂させている音楽はどのようなものですか? I:https://soundcloud.com/loose-lips123/premiere-strangre-antiquark-broken-project-evel を再生 I:最近は自由にやってるなと感じる音に魅力を感じます!よく聴いているのはEVEL RECORDSから作品をリリースされているStrange Antiquarkです。まぁレーベルメイトですね(笑) エレクトロアコースティックやミュージックコンクレートっぽい音なんですが、親しみやすい音色でリズムも複雑でユニーク。才能の塊だなと思います。めちゃくちゃ個性的です。 時:ジャジーでシンセシスでなんじゃこりゃですね かっこいい〜! I:ホント、何者なんだろうと。最初聴いた時は結構衝撃受けました。 時:ありがとうございました!最高でした。 それではIKTSさんの音楽遍歴をもう少し掘り下げます。 今までIKTSさんに大きく影響を及ぼした音楽を教えてください。 古い記憶からお願いします。 I:https://youtu.be/FgOg6aYqASY [Merzbow-Requiem] を再生 ノイズが大好きでライブによく行ってました。Merzbowさんのライブとか最高の体験でした。体が喜ぶというか。MERZBOXも購入しましたよ(笑) 時:ノイズがルーツにありましたか!!! I:もう、ありとあらゆるノイズ物を購入して聴いてましたね。SPKとか特に好き!現代音楽やらミュージックコンクレートもの大好物です。 I:https://youtu.be/hUpLTk-2kPY [Autechre - Acroyear2] を再生 その他にも様々なジャンルの音楽を聴くんですけど、WARPの作品群には影響を受けました。特にAutechreのLP5は聴き過ぎたかなと思うくらいハマりました。最近は聴かないようにしています(笑) 新作楽しみですね! 時:めっちゃ楽しみですね!これは1998か。 [ここでオウテカの音に重ねてkenji hamadaさんの家庭音が響き渡る] I:このアルバムで当時の電子音楽の流れが変わった感じがありました。この曲聴いた時、開いた口がずっと開きっぱなし(笑) 時:あらためてじっくり聞くと音の加工の質がIKTSさんぽくもありますね。金属が溶けてしまった音みたいな I:Autechreにはもう、愛情しかないです。 https://www.youtube.com/watch?v=iQP7z_FN2us [Rhythm & Sound - Carrier]を再生 影響受けた最後の紹介となります、そうRhythm & Sound。 時:この音! って感じですね。ミニマルダビーですねー。 I:低音の質感がもう職人技ですよね。 時:素敵すぎる。Moritz von Oswaldはリキッドに見に行った気がします。 I:モジュラーシンセ使ってましたね。アナログギアで制作されているんですよね。ノイズを逆手に取って魅力に変えているところが渋過ぎます。ストイックな音楽が好みかもしれません。 時:確かに。振り切れててストイックな音が多いですね。ある種ミニマルで。IKTSさんのバックボーンが浮かび上がってきました。 それでは次の質問です。音楽を作ろうと思ったきっかけはどういう事でしたか? I:鳥取県の米子市に住んでいるんですが、昔知り合いの方がユニークなイベントをたくさん企画されていたんです。灰野敬二さんやマゾンナさんのライブなど、ホント濃かったです。フランスからDragibusも来てくれたり。 そんな中、様々なイベントの前座で変なノイズを演奏し始めたのが音楽制作の始まりでした。今思えばあの時から人生狂っていったような気がします(笑) 時:マゾンナ!最高ですね。自分もかなり好きです I:今思うと米子でライブ演ってくれたなんて奇跡ですよ。打ち上げで一緒に飲んだんですよ(笑) 時:すごい!そん時、IKTSさんはどんなセットで? I:モジュラーシンセで電子音撒き散らしてような..。もうメチャクチャだった記憶しかないです(笑) 時:今はmaxですが、以前はモジュラーシンセでノイズライブをやっていたIKTSさん。そもそもモジュラーシンセを購入しようと思ったきっかけってありました?お金かかるじゃないですか!覚悟がいる。 I:ジムオルークが当時Doepferのモジュラーシンセ使ってるの見て、買うしかないなと(笑) 昔は今みたいにいろんなメーカーからモジュールが出ていた訳ではないので選択肢はDoepferくらいしかなくて。少しずつ増やしていってたらいつのまにか18Uまでいってましたね。  時:https://soundcloud.com/iktsone/un-1 [IKTS un-1]を再生 時:今かかっているun-1はIKTSさんの最古のサウンドクラウドアップロード曲です。 I:懐かしすぎますね。 時:若干煙たい感じにダビーな曲です リズムが絶妙にずらしにかかっててかっこいいです。 I:捻くれてますよね(笑) なんか仕掛けてしまうのは悪い癖です(笑) 時:これはmaxですか? I:モジュラーシンセですね。 時:この曲はやっぱりモジュラーなんですね! 時:https://soundcloud.com/iktsone/poly-tes [IKTS Poly - Tes]を再生 I:maxとモジュラーシンセの組み合わせですね。この曲以降からmaxのみでの制作に移行しましたね。 時:この曲が境目なんですね..興味深い。 I:この次に作ったのがM-troなんですよね。あの曲で流れが完全に変わってしまいました。その後、完全にmax/mspに取り憑かれていった訳です。 時:M-troは伝説ですからね。IKTSさん提案です!!! この曲以降のmax/msp時代の歴史振り返りですが次回じっくり行いませんか? すごく突っ込んだ質問がしたくなっているので少し準備期間が欲しいです。 I:もっとじっくりやりたいですね。ぜひぜひ!インタビュー受けるの初めてだから、なかなか難しいですね(笑) みなさま本当にありがとうございました! こんな感じで良かったでしょうか‥。 時:いえいえ! こちらこそ不慣れな進行で! 問題なしですよ! 音楽を聞きながら話する感じはかなり贅沢な時間でした。


#02に続きますhttps://www.tokinogake.com/post/cross-talk-guest-ikts-02_log

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