CROSS TALK #02 guest IKTS 2020.09.19 at 時の崖discord 前回の#01の二週間後に行われたCROSS TALK第二弾、引き続きIKTSさんをゲストに迎え今回も音楽を再生しながら色々と聞いてみました! 要点をまとめたダイジェスト版です。脱線・乱入を含めた全文はDiscordで読めます。 時の崖Discord URL https://discord.gg/8kRKupe

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再生 https://soundcloud.com/iktsone/sets/f-l-dcrack-ep  時の崖 (以下.時):よろしくお願いします〜!二週間ぶりですね。最近どうでした? どんなことがありました? IKTS(以下I):最近はプライベートでバタバタしてましたね‥(笑)。でも夜中に音楽聴いたり作ったりしていました。 時:お やっぱし作ってるんですね。だいたい平均すると1週間どのくらいの時間を音楽制作にあててます?そのシーズンによって全然違うでしょうけど。 I:1時間くらいしかないです。もう、集中力で駆け抜けるという(笑)。あ、1日1時間です。 時:なるほど。濃厚な一時間でしょうね。 それでは。

CROSSTALK#01を振り返ってみると「IKTSさんに影響を与えている音楽」というテーマに沿ったものになったと思います。IKTSさんのバックボーンが浮かび上がってきてとても興味深かったです。自分は思いっきり共感してしまいました。

今回#02では、「IKTSさんの音楽」というテーマで、具体的な製作方法や心境などについてお聞きしたいと思います。前回の流れもありますが、もっと掘り下げたい部分などがあるので新たな構成で質問を始めさせていただきます。少し重複してしまう部分もあるかと思いますが、ご了承ください。 音楽を「自分で作ろう(演奏しよう)」と思い立ったきっかけをお聞かせください。そしてその後、どのような行動を開始しましたか? I:前回も紹介させて頂きましたが、やはり地元でのイベントに誘われて作り出したのが大きかったです。周りの方々の影響がなければ音楽制作をしていなかったかもしれません。 時:誘われてから作り出すっていうのが珍しい感じします。周りの人々との関係がまずあったと。 I:とにかく周りの方から僕は変態音楽マニアだと認識されてまして(笑)。そうなると、面白がってくれる方々が近くにいたんです。自然な流れで何か作ってよと。じゃあ、みたいな(笑)。 時:それおもしろいですね!笑 音楽マニアですか!そこから楽器とかじゃなくいきなりモジュラーシンセですか?

I:いや、様々なハードウェア機材を購入して使っていました。サーキットベンディングされた機材とかもありました。でも最初からモジュラーの存在は遠くに見えていたので絶対使ってみたいと。 時:なるほど。まず最初に買った機材ってなんですか? I:KORGのMS2000だったような‥。その後MS-10、MS-20と進んでいきました。Speak&Spell関係もヤフオクで落としまくってましたね(笑) 時:MS2000!友達の家にありました! なるほどーその頃はどんな音を出してました? I:機材の知識も特に無かったんですけど、高周波をやたら出したい願望があったので悪戦苦闘しながら弄ってた記憶があります。MS2000でも凄い高周波出せるんです(笑)。 時:高周波をやたら出したい願望 いい願望ですね〜!笑 あまり形にはまらないような 電子音 洪水のようなノイズをライブを軸に発していた感じでしょうか I:当時は音響系の影響は大きかったです。ライブでもハーシュまでは行かないんですけど、電子音楽を作っている意識は強く持っていました。それは今も変わらないです。 時:当時の音響系っていうと ovalとかそのあたりですか? ジムオルーク fenneszとか I:全部聴いていました。でも、やっぱりMerzbowのラップトップ移行は衝撃大きかったです。mego関連とか。今でも凄い。 再生 https://soundcloud.com/iktsone/un-1 時:メルツバウにmego。いやー共感します。IKTSさんのサウンドクラウドの最古の曲が今流れているun-1です。この曲の前にもuploadされた曲は存在したんですか? I:初めてUPした曲がこのun-1です。 時:まじですか!それちょっとすごいですね。この曲好きなんですよ!焦らされてる感じがかなりいいです。前回のインタビュー時に出て来た、Rhythm & Soundあたりのミニマルでダビーな感覚が現れてますよね。 I:まさにRhythm & Sound聴いてましたね(笑)。un-1を作成した当時はプライベートで様々な変化がありまして(笑)、ほとんど音楽を作成していませんでした。やっと、久しぶりに電子音で遊べそうだなという余裕ができたので作ってみたのがun-1です。モコモコした感じで。出来上がったトラックをSoundCloudにUPしてみたんですが、予想以上に反応がありまして‥。特に海外からのコンタクトの多さには驚きました。これは継続した方が良さそうだなと判断した訳です(笑)。 時:なるほど。uploadが三年前ですね。モジュラーシンセで作ったと前回お聞きしました。モジュラーをPCに取り込んでミックスですか? I:その流れです。Digital Performerと同期させて作成していきました。モジュラーシンセはリズムもウワモノも全て自分で好きなように作れる自由度の高さが魅力ですよね。ただ、理想を追求していくとかなりの大きさのシステムが必要になりますね。 時:確かに。自由度も高いし偶然性も大きいので魅力があります。というか自分は今取り憑かれてます笑 でもこの音の揺れというか 音の切り方 自分はできる気がしませんね かなり複雑なエンベロープが.... I:ランダムなCVをVCAに突っ込んでいる感じです。このパターンが大好き過ぎて癖になってます(笑)。 再生 https://soundcloud.com/iktsone/poly-tes 時:この曲が次の曲ですね。モジュラーの話は今度別枠でやりましょう笑 Poly - Tes I:ですね(笑)。 時:同じ三年前なんですよね 数ヶ月空いてたりするんでしょうけど。ちょっとモコモコ質感が身を潜め、音質に変化が見られます。 I:単純にモジュラーを置くスペースが無くなってしまったんです。そこでMaxを使ってみようと。 時:物理!そういうことでしたか笑 I:実家に無理矢理置かせて頂いております! 時:手元に置けないほどの物量になってるんですか!すげえ。。。Poly - Tes IKTSサウンドの特徴である音の絢爛さ、エレガントさが生まれた瞬間 って感じの解釈もできますよね

随所に散りばめられてる I:Max自体は結構前から持ってはいたんです。Maxも導入したのは6の時代ですね。今だに6のままです(笑)。やっぱりMaxを使うきっかけって‥、皆さんと同じでズバリAutechreの影響です。そういうもんだと勝手に思ってますけど(笑)。


時:この曲はモジュラーとmaxどのような住み分けですか? I:ベースラインとキック、低音をモジュラーで作成してあとはMaxです。使い方はMaxの教科書という本を読んで、あとは独学です。ただ、使い込むまではいってなかったです。

モジュラーシンセでやってる事がMaxで再現できたら面白いだろうという事でチャレンジしたのがPoly - Tes作成開始時のテーマでした。 時:なるほど。そういう視点ですか。 I:そして、省スペース化の実現です(笑)。 時:モジュラーを再現しようとしたんですね。。。自分のイメージはcvでほぼ全てをコントロールするモジュラーに対して cvっていう信号以外にもルール(言語、オブジェクト)がたくさんあるmax って感じがしています。実際のとこはわかんないですけど笑 I:使う前からMaxに出来ない事は無い!と自分に言い聞かせてチャレンジしてみたんですけど難しい!ただ、この時に今に繋がるパッチの原型を作る事ができました。予想以上にパッチ作成がうまくいった事が次に繋がって行きます。 code4(以下.c):ちなみにMaxの教科書以外では何か閲覧したものはありますか?(例えばオデッセイなど) I:オデッセイ読んで無いです。読もう読もうと思いつつ現在に至る‥。いつか読みたい本です。 c:さきほど話に上がったMaxの教科書と同じ著者がかかれた、Maxに関する日本語書籍だと定番のものですね(たぶん現在も同様の評価、裏を返すとそれくらいMaxに関する書籍は少ない...) I:Maxの教科書はオデッセイの簡略版ですね。 c:Maxの教科書は私も読んだのですが、IKTSさんが普段やられているようなシーケンス組めるようになるのが結構謎だな~と思っています(結構ベーシックな内容でしたよね?) I:あの本だけではなかなか作り込めないですよね。そこで役に立ったのがモジュラーシンセの経験だったんです。あの本の少ない情報を繋ぎ合わせていってシステムを構築していったと。 時:繋がるんですね!経験が生きるんだ。この曲の上物がmaxっていうのはなんか納得できますね。そして、M Tro。「1秒で持っていかれる曲」って呼んでます。 再生 https://soundcloud.com/iktsone/m-tro I:ありがとうございます(笑)。この曲から完全にMaxに移行しています。混乱したようなフレーズを生成するシーケンスのパッチができたので試してみたのですが、聴いてるだけで相当楽しくて‥。何だこれはと(笑) 時:混乱したフレーズ I:リズムだけで完成させようかなと思ったんですけど、せっかくなのでウワモノのパッチ、ポリフォニックのコード生成のパッチもこの時に作成して曲を完成させてみました。

時:うおおお I:上がシーケンス、下はシーケンスに反応してさらに複雑なシーケンスに変化します。

変化具合は細かく調整可能です。 時:ひええ

I:コード生成のパッチです。 時:コード感の秘密がここにある... I:各コードの内容はググって調べました(笑)。それをMaxに保存してしまえば音楽知識なくてもそれっぽく聴こえるんじゃないかと。コード指定してしまえばどんなデータが来てもスケーリングできると。 時:おそらくだからまとまってるんでしょうね 印象が。 I:その逆で不協和音にも簡単にできます。メニューで選べるようにしてあります。 時:すごい 自分が思うよりずっと深いところでいろんなものが作用してるんですね。

I:これはモジュラーシンセでいうとオシレーター部分です。ここで音色生成しているので、よく働いてくれてます(笑)。 時:sel oscとか cal oscとかありますね。 c:最初のrhythmとかは、中段がパターンと思うんですがこれはパターンをランダムに選択するようなイメージですか?あるいは全体進行に沿ってパターン切り替えといった感じでしょうか? I:グリッドのシーケンスは自分で打ち込む事も自動生成も可能です。

下はピッチに作用するんですけど、最近はあまり使用していないです。グリッドが基本のシーケンサーです。 c:fm rhythmのピッチ、みたいなイメージでしょうか? I:2枚目のパッチはグリッドのシーケンサーから入るデータに反応して複雑なフレーズを生成します。シンプルなリズムパターンがM-troみたいになると。1枚目の下のカラフルなグラフのようなものは単純にメインオシレーターのピッチです。現在は他の方法でコントロールしているので今は残骸みたいな感じです(笑)。 時:そうでしたか。いやーデータに反応してデータが生まれてっていう螺旋階段のような流れがあって音楽が生まれてるんですね。M-troは反響どうでした? I:SoundCloudにUPした瞬間からビックリするほど海外の方から反応がありまして‥。未だに再生数も伸びているので自分にとっては転機となった曲かなと思います。 時:すごいですよね 再生数。レーベルとかたくさん連絡きました? I:海外からかなりコンタクトがありました。レーベルもなんですけど音楽作っている方達との繋がりが一気に増えました。そして凄い人たくさんいるなと‥。 時:M-tro後でキーになる作品はどの辺りでしょうか? I:再生 https://soundcloud.com/iktsone/fm-hs?in=iktsone/sets/colin-muir-ikts-evel-021 時:エグいリズムですよね 頭おかしくなります笑 I:リズムおかしいですね(笑)。この曲作った時に、それまで気に入らなかったFM変調のタイミングの微妙な問題を解決できたんです。これは自分にとってかなり大きかったです。 時:より理想に近づいたと。そのような問題を解決するために、どんな行動をとりますか?

I:コントロールしていたオブジェクトの選択が正しくなかったなという‥。まず怪しいなという所はすぐわかるんです。ただ解決方法はなかなか僕の知識では難しい‥。思いつくことを解決できるまでやり続けます。そしたら奇跡が起きるんです! 時:きた! みたいな感じですね。max触ってみたくなりますね。 I:今は様々なツールがあってどれも素晴らしいですよね。自分は古参だと思っています。今後はいろいろ試してみたいですね。 時:https://evelrecords.com/ evel records。どのようなきっかけでリリースがはじまりましたか?単独作も出ましたね。 I:スペインのEVEL RECORDSとはSoundCloud上でのやり取りが始まりでした。できた曲をUPし始めた頃にすぐメールをくれたんです。その後も海外からのお誘いがあったんですが最初にコンタクトしてくれたEVEL RECORDSから作品をリリースする事をわりと早い段階で決めていました。レーベルの方達の作品も大好きですし。本当に良くサポートしてくれて感謝しています。 再生 https://soundcloud.com/iktsone/es-1 時:最初がここでしたか それは素晴らしいですね。Strange Antiquarkがいますもんね。

他にもかっこいい音たくさん出してます。 I:EVEL RECORDSの方々はアシッドな音が大好きですよね(笑)。 時:ドラッギーですよね笑 好きです。この後でいうとどのような作品が鍵になりますか?

neural synthesisって今年なんですね。f:l:dCrack EPも素晴らしい作品ですし。 I:そういえばそうでしたね。自分でも曖昧になっています(笑)。

来年にEVEL RECORDSよりソロアルバムをリリースする予定です。

この作品でもっと様々な要素を盛り込んで行こうと思っています。 時:ついにアルバム!初めてですよね。 I:フルアルバムも初はEVEL RECORDSに決めました(笑)。自分でもすごく楽しみにしています。 時:ビッグニュースですねそれは。おめでとうございます!楽しみですね。本当に。 I:ありがとうございます!ここで少し最近のお気に入りを‥。 I 再生 https://soundcloud.com/newtendencies/remix-live-feb-09-2019 時:あ、new tendencies。名前が要所要所で出てきますねえ。superpangからも出してますよね。 I:superpangから出てますね。なんか嬉しいですよね。変な人たくさんいる!みたいな(笑)。すいません、脱線しました! 時:いえいえ 実は最後に今後の展開は!っていう質問考えてたんですが、さらっとビッグニュース出てしまって ガクガクしてましたので助かりました。 I:今後の予定としては‥。

もうすぐフランスのレーベルからEPがリリースされます。来年にEVEL RECORDSから出すソロアルバムはデジタルとCDでのリリースです。

あと、個人的に非常に楽しみにしているのがドイツのEngram Recordsからソロ作品をリリースされている(sona) formoことY-Sonicさんとコラボです。お互いのmaxパッチでどんな音ができるか予想できない(笑)作品としてリリース予定です。


今後の展望なんですが‥。普段何にも考えてないんですよね(笑) 音源制作していると、やればやるほど底が深くなっていく‥。もう、キリがないので淡々と作り続けていきたいと思っています。 時:他にも目白押しですね!Y-sonicさんとのコラボはめっちゃ楽しみです。なんかやってるんだろうなって雰囲気ありましたもんね〜。さてさてIKTSさんの音聞きながら 色々制作話とか聞いてみたい いや、普通に色々ダベってみたい っていう今回のこの企画でしたが、どうでした? 俺はすごく楽しかったですよ! I:僕もこういう経験は初めてだったのでどうなるかなと思っていましたけど‥。凄く楽しい!!!!!!!!!!!!!!!今回はmax関連の情報が少しだけでも出せたので良かったなと感じています。あとは時間があっという間に過ぎていきますね(笑)。 時:パッチノートをこの場に貼ってもらえただけでもう成し遂げた感がありますよ さっぱりわかりませんでしたが! I:ありがとうございました!またよろしくです! 時:みなさん、本日は時の崖CROSS TALK #02 guest IKTSさん 遊びに来てくれてありがとうございました。これにてIKTSさん編を一旦一区切りとさせていただきます。次回また告知しますのでその時またお待ちしております。それではIKTSさん 本当に二週に渡ってありがとうございました! I:こちらこそです!本当にありがとうございました! 2020/09/19 at 時の崖discord CROSS TALK guest IKTS



CROSS TALK #01 guest IKTS 2020.09.05 at 時の崖discord  記念すべきCROSS TALK第一回目のGUESTは先日0STEP EPをリリースしたばかりのIKTSさん。圧倒的クオリティーの電子音楽を世に発信している音楽家です。色々ゆるく聞いてみました。Discordのボイスチャンネルを特設し、サウンドを再生しながらわいわいやってます。今回は#01のお届けです。 ※要点をまとめたダイジェスト版です。脱線・乱入含めた全文はDiscordで読めます。 時の崖Discord URL https://discord.gg/8kRKupe


時の崖a0n0(以下.時):最初にまずは非常にミーハーな質問なのですが、表記されているクレジット「IKTS」。正しい読み方はありますか?もしくはご自分では何と読んでいますか? IKTS(以下I):もうそのままアイケーティーエスです。仲良しの先輩が決めてくれました(笑) 時:おお、そういう感じですか! 自分は読めずに四つのアルファベットの表記でイメージしてました。 なるほど。不思議な文字列ですよね。 I:本名をアルファベットにしてニックネーム的な感じで、半分バカにされてる感じで(笑) なんかいいなと。 時:バカにされてるんですね(笑) アイケーティーエスさん、謎が解けました。 時:IKTSさんといえばこの夏EPを発表。 突然の発表、そしてこの音。 この作品が生まれた経緯をお聞かせください。 https://ikts.bandcamp.com/album/0step-ep

I:気まぐれでリリースするのが好きなんですよね(笑) max/mspで新しいパッチを作ったのでそれを試して見るというのが制作の始まりでした。複雑なリズムとコードがシンクロしていくような‥。そんな感じのパッチです。公開したEPに対して皆さまから良いリアクション、サポートを頂けているので一安心しているところです(笑) 時:ライフワークとしてパッチを試している感じですね〜本当にずっと聴いてます.... なんかエレガントなんだけどものすごくドラッギーで(笑) I:夜中にアイディア閃いて起きてパッチいじったり‥。危ないですよね(笑) 時:今回のEP、曲単位で託したイメージは他にありますか? I:Brain Damage In Yonago Cityはザラザラした質感にしようと音色を作り込んでいきました。最初のバージョンはもっとグチャグチャでしたけどね。focusoutはもう、パッチを限界までフル回転させてみようとした結果です。僕は最初にイメージしてというよりは作業しながらパッチから出る音に反応していく感じです。どんな音が出てくるかわからない状態からスタートしてそこからピンポイントでパッチを弄るという。 時:focusout、半端じゃ無いですねこの曲は。 大げさでも何でもなく 自分は昔からエイフェックスとかオウテカとか、ボーズオブカナダとか好きで聴いてましたけどそういうレベルのぶっ飛び方じゃ無いなって思います 音質の個人的な好みなのかもしれませんが(いやそんなはずはない)本当に快楽的な音の洪水ですよね。見事な作品だと思います!


I:凄い方々の名前が並んでますね‥。リスペクトしています。でも日本人でもできると思うんです。ホントに狂った作品を聴きたいし作りたいですよね。 時:最新作についてのお話ありがとうございます。 制作にまつわる風景が少しだけ垣間見えた気がします。 次の質問では一旦IKTSさんの作品から話題を移して... 今IKTSさんを熱狂させている音楽はどのようなものですか? I:https://soundcloud.com/loose-lips123/premiere-strangre-antiquark-broken-project-evel を再生 I:最近は自由にやってるなと感じる音に魅力を感じます!よく聴いているのはEVEL RECORDSから作品をリリースされているStrange Antiquarkです。まぁレーベルメイトですね(笑) エレクトロアコースティックやミュージックコンクレートっぽい音なんですが、親しみやすい音色でリズムも複雑でユニーク。才能の塊だなと思います。めちゃくちゃ個性的です。 時:ジャジーでシンセシスでなんじゃこりゃですね かっこいい〜! I:ホント、何者なんだろうと。最初聴いた時は結構衝撃受けました。 時:ありがとうございました!最高でした。 それではIKTSさんの音楽遍歴をもう少し掘り下げます。 今までIKTSさんに大きく影響を及ぼした音楽を教えてください。 古い記憶からお願いします。 I:https://youtu.be/FgOg6aYqASY [Merzbow-Requiem] を再生 ノイズが大好きでライブによく行ってました。Merzbowさんのライブとか最高の体験でした。体が喜ぶというか。MERZBOXも購入しましたよ(笑) 時:ノイズがルーツにありましたか!!! I:もう、ありとあらゆるノイズ物を購入して聴いてましたね。SPKとか特に好き!現代音楽やらミュージックコンクレートもの大好物です。 I:https://youtu.be/hUpLTk-2kPY [Autechre - Acroyear2] を再生 その他にも様々なジャンルの音楽を聴くんですけど、WARPの作品群には影響を受けました。特にAutechreのLP5は聴き過ぎたかなと思うくらいハマりました。最近は聴かないようにしています(笑) 新作楽しみですね! 時:めっちゃ楽しみですね!これは1998か。 [ここでオウテカの音に重ねてkenji hamadaさんの家庭音が響き渡る] I:このアルバムで当時の電子音楽の流れが変わった感じがありました。この曲聴いた時、開いた口がずっと開きっぱなし(笑) 時:あらためてじっくり聞くと音の加工の質がIKTSさんぽくもありますね。金属が溶けてしまった音みたいな I:Autechreにはもう、愛情しかないです。 https://www.youtube.com/watch?v=iQP7z_FN2us [Rhythm & Sound - Carrier]を再生 影響受けた最後の紹介となります、そうRhythm & Sound。 時:この音! って感じですね。ミニマルダビーですねー。 I:低音の質感がもう職人技ですよね。 時:素敵すぎる。Moritz von Oswaldはリキッドに見に行った気がします。 I:モジュラーシンセ使ってましたね。アナログギアで制作されているんですよね。ノイズを逆手に取って魅力に変えているところが渋過ぎます。ストイックな音楽が好みかもしれません。 時:確かに。振り切れててストイックな音が多いですね。ある種ミニマルで。IKTSさんのバックボーンが浮かび上がってきました。 それでは次の質問です。音楽を作ろうと思ったきっかけはどういう事でしたか? I:鳥取県の米子市に住んでいるんですが、昔知り合いの方がユニークなイベントをたくさん企画されていたんです。灰野敬二さんやマゾンナさんのライブなど、ホント濃かったです。フランスからDragibusも来てくれたり。 そんな中、様々なイベントの前座で変なノイズを演奏し始めたのが音楽制作の始まりでした。今思えばあの時から人生狂っていったような気がします(笑) 時:マゾンナ!最高ですね。自分もかなり好きです I:今思うと米子でライブ演ってくれたなんて奇跡ですよ。打ち上げで一緒に飲んだんですよ(笑) 時:すごい!そん時、IKTSさんはどんなセットで? I:モジュラーシンセで電子音撒き散らしてような..。もうメチャクチャだった記憶しかないです(笑) 時:今はmaxですが、以前はモジュラーシンセでノイズライブをやっていたIKTSさん。そもそもモジュラーシンセを購入しようと思ったきっかけってありました?お金かかるじゃないですか!覚悟がいる。 I:ジムオルークが当時Doepferのモジュラーシンセ使ってるの見て、買うしかないなと(笑) 昔は今みたいにいろんなメーカーからモジュールが出ていた訳ではないので選択肢はDoepferくらいしかなくて。少しずつ増やしていってたらいつのまにか18Uまでいってましたね。  時:https://soundcloud.com/iktsone/un-1 [IKTS un-1]を再生 時:今かかっているun-1はIKTSさんの最古のサウンドクラウドアップロード曲です。 I:懐かしすぎますね。 時:若干煙たい感じにダビーな曲です リズムが絶妙にずらしにかかっててかっこいいです。 I:捻くれてますよね(笑) なんか仕掛けてしまうのは悪い癖です(笑) 時:これはmaxですか? I:モジュラーシンセですね。 時:この曲はやっぱりモジュラーなんですね! 時:https://soundcloud.com/iktsone/poly-tes [IKTS Poly - Tes]を再生 I:maxとモジュラーシンセの組み合わせですね。この曲以降からmaxのみでの制作に移行しましたね。 時:この曲が境目なんですね..興味深い。 I:この次に作ったのがM-troなんですよね。あの曲で流れが完全に変わってしまいました。その後、完全にmax/mspに取り憑かれていった訳です。 時:M-troは伝説ですからね。IKTSさん提案です!!! この曲以降のmax/msp時代の歴史振り返りですが次回じっくり行いませんか? すごく突っ込んだ質問がしたくなっているので少し準備期間が欲しいです。 I:もっとじっくりやりたいですね。ぜひぜひ!インタビュー受けるの初めてだから、なかなか難しいですね(笑) みなさま本当にありがとうございました! こんな感じで良かったでしょうか‥。 時:いえいえ! こちらこそ不慣れな進行で! 問題なしですよ! 音楽を聞きながら話する感じはかなり贅沢な時間でした。


#02に続きますhttps://www.tokinogake.com/post/cross-talk-guest-ikts-02_log


インターネット上に情報はもうほぼないあの夜の事 昔のFutureTerror/NOBUさんのサイトにはこう残っている

2004.07.31

7/31(sat) 時の崖@千葉バロウズ

>>LIVE

STRUGGLE FOR PRIDE ,  A (a.k.a.Earth Is Flat)

ok.hp ,  TN!T ,  アオノヒロブミ(from福岡)

>>DJ

NOBU  KURI

Live Start 22:30 うだるような暑さの夏 jojiさんのドローングで構成された時の崖特設websiteに胸を踊らせ 当時住んでいた福岡から飛行機で向かった千葉

リハで音を出すとaokiくんが「病気だ」と笑った 自分のステージを終え、DJとしてStruggle For Prideの開始前にsteve reichのdifferent trainsをプレイするという念願を果たす

ハウリング 轟音 飛び散る飲み物 スピーカーに乗り上から観客をかき混ぜるEYEさん 爆笑している今里さん 音圧で揺れる前髪 崩壊する客席 NOBUさんが演奏するトランペットに音量をMAXにしたマイクを突っ込みながら、妙な機械(ハルモニウム?)を演奏するaokiくんを眺めこう思った 「一体何が起こってるんだろう」 夜が明ける前EYEさんにもらったピノを食べながらさらにこう考えた 「この夜は終わらせちゃいけない」

a0n0 (時の崖)

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